2019年06月30日

特集:寒がりな犬にさせないためのヒント

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「寒がりな犬」にさせないためには、犬自身に冬支度をさせることも大切です。 今回の特集では、冬を乗り切るいくつかのヒントをご紹介します。

 

犬の身体にも冬の身支度をさせよう


秋冬を感じる季節になると、鍋ものやおでんが恋しくなってきますね。

私たち動物は皆、冬の寒さを体で感じると、体を温めてくれる食材を意識的に摂り、皮下脂肪をつけることで寒さから身を守ってきました。

皮下脂肪というと「肥満に結びつきそうで嫌だな~」なんて思いそうですが、犬たちにとっては、
冬の寒さに順応するための本能。

私たちが温かい食べ物を意識的に食べたり、暖房であたたまったり、洋服で体温を調整するように、犬たちは皮下脂肪という肌着を一枚羽織ることで、外気をシャットアウトし、体温を一定に保っています。

また、秋の風が吹き始める頃に、外気に触れることで自然に換毛期を感じ、体毛で防寒着をつくり、本格的に冬支度を始めます。

しかしながら、ヒーターや暖房などで一定の気温にコントロールされた住環境にいる犬はどうなるでしょうか。

本来ならば、秋から冬にかえて冬支度をするはずが、私たち人間と同じ環境にいるために、ホルモン分泌がうまくいかずに
換毛期がずれてしまい、冬支度ができないまま季節だけが進んでしまいます。

そうして迎える真冬には すっかり「寒がりな犬」 になってしまうのです。

 

 

 

秋冬にはできるだけ外で散歩や運動をし、体に準備をさせて、たくさんの良質な食材を食べながら適度な皮下脂肪を増やす。
逆に春夏は、余計な脂肪を落とすために食材を変えたり、フードの給与率を変えてみる。

私たちも同じですが、ちゃんと春夏秋冬で変わっていく季節を感じながら、自然と共に生活していくことが大切です。

寒い季節に適度な運動をしっかりしながら、皮下脂肪をつけていくためには、食材選びも大切です。

体を温める効果のある「ラム肉」や、にんじん、れんこん、ごぼうなどの根菜類は積極的に取り入れていきたい食材です。

また、散歩の後には、消化吸収がスムーズで栄養価が非常に高い「やぎみるく」で水分と栄養を同時補給。
散歩で失われたエネルギーをすぐに作り出してくれます。

 

そして、本格的な冬が到来したら、小さめのハウスを1つ。
その中にタオルやブランケットが1枚あれば、ヒーターは特別必要ではありません。

低温ヒーターは、皮膚炎などの炎症、ノミダニからのアレルギーを引き起こす原因になる場合もあります。

どうしても寒そうな時には、じんわりからだを温める湯たんぽを置いてあげることもおすすめです。
温度は高すぎないように注意してくださいね。

このように、できるだけ自分自身の体温であたためることのできる空間を用意してあげることが、理想的な環境です。

寒さを遠ざけるばかりでなく、心や体までも暖まるハッピーなインテリアや食事と共に、
寒い季節とも楽しく付き合っていきましょう。

 

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