スーパーにならぶ、色とりどりの野菜やフルーツ。
みずみずしくて、美味しい季節の味を、愛犬にも食べさせてあげたいな、と思ったことがあるかもしれません。
新鮮な野菜や果物からは、ビタミンや酵素、水分など、犬にうれしい栄養をたくさん吸収することができます。
手作りごはんは「お肉=6 穀類=2 野菜=2」が基本というけれど、
では、いったいどんな風にあげたら良いのでしょう?
そのヒントは、犬の祖先であるオオカミの食事にありました。
● オオカミにならう野菜やフルーツの摂取方法
肉食動物であるオオカミは、自ら野草や、野菜を食べることはありません。
なぜなら、消化器官が短い為に、野菜を上手に消化することができないからです。
オオカミの食事は、鳥や小動物など主に草食動物を、捕まえて食べることにあります。
まず腹を引裂いて、胃袋や腸などの内臓を食べて、赤身を食べる。
野生のオオカミたちは、自分たちよりも消化器官が長く、野菜の消化を得意とする「草食動物の胃袋」のなかにある野菜やフルーツを食べることで、必要な栄養素を取っています。
● 野菜&フルーツの栄養素を効率よくあたえるには
たとえば、犬のうんちに野菜やフルーツがそのまま出てきちゃった…
という経験はありませんか?
犬も、オオカミ同様、消化器官が短いので消化できなかった素材が、そのまま排泄物として出てきてしまうことがあります。
これでは、必要な栄養素を効率的に摂ることができません。
消化が苦手な犬たちには、オオカミが上手に摂取しているように、草食動物の胃の中のような小さく砕かれた野菜やフルーツをあげる必要があります。
胃の中では、草や野菜が、しっかり咀嚼(そしゃく)されて、消化が進んでいて、かなり粉々な状態の野菜であることが想像できます。
ちょうど、フードプロセッサーにかけたような状態ですね。
それに、草食動物の腸内には、乳酸菌や麹菌などの善玉菌がいて、
これらの腸内菌の良質な「酵素」が食べ物の消化を助けている、まさに理想的な環境。
犬に野菜やフルーツを与えるには、このような食べ物を作ってあげる必要があるのです。
野生の草食動物の胃のなかを再現した自然に近いごはんを作るなら、旬の野菜&フルーツがたぷりの「ベジミスト」や「酵素のふりかけ」を使ったこんなレシピがおすすめです。
ベジミストは、季節毎に旬の野菜をフードプロセッサーにかけて作っています。
まとめて生産しているベジミストならコストパフォーマンスにも優れていますので、スーパーで野菜を買って作るよりも経済的。
もちろん、ご家庭にある野菜や果物を細かくカットしてあげてもOK!
忙しい日や、今日は冷蔵庫に残り野菜がないな〜という日は、ベジミストシリーズが、力強い味方になります。
:森 浩治著「犬の気持ちがよくわかる本」
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