2019年06月30日

特集:ビタミンについて

犬が生きていくために必要とされる5つの栄養素。
今回は、そのひとつ「ビタミン」の特集です。

その種類は10を超え、役割もさまざま。
どれをとっても、愛犬たちが元気に生活していくために欠かせません。

これから本格化する暑~い夏にも、ビタミンは大活躍。
ビタミンパワーで、夏バテ知らずのからだを目指しましょう!

 

みなさんは「ビタミン」と聞くとまず何を思い浮かべるでしょうか?
すっぱいレモンや柑橘類のフルーツ、
お肌の健康を助けるサプリメント…いろいろ連想されるのではないかと思います。

ビタミンの種類は、全部で13種類。
その役割をたとえるならば、からだのはたらきをスムーズにする潤滑油です。

たとえば、たんぱく質は、体内で血や肉となる重要な役割を果たしていますが、
ビタミンのお仕事は、その過程がうまくいくようにサポートすること。
まさに「縁の下の力持ち」といってもいいですね。

 

水に溶けやすいビタミン。その性質から体内に蓄積できないので、毎日のごはんから摂る必要があります。
多く摂りすぎた分は尿中で水分と共に排泄されるので、過剰摂取になってしまうことはありません。
ビタミンCと、ビタミンB群(全8種)がこの種類に分類されます。

 

 


脂に溶けやすいビタミン。体内へ蓄積されます。
その性質から、毎日摂ることができなくても心配ありませんが、摂りすぎはからだへの負担になるので、
適度なバランスが大切です。


生きていくために不可欠な「酵素」。
ビタミンは、酵素のはたらきを助けるという大切な役割も持っています。

自分だけでは何もできないけれど、
ビタミンと結びつくことで、はじめてその働きをはじめる酵素もあります。
ビタミンを摂るときは、酵素も積極的に摂ると良いですね。

 

 

ビタミンは、基本的には体内で作り出すことができない栄養素です。
犬にとってもそれは同じ。毎日のごはんで補ってあげましょう。

また、犬の体内で作り出すことができるといわれるビタミンCですが、
疲れやストレスによって必要以上に消費されてしまうので、こちらも日頃から摂りたいビタミンです。

ビタミンCに代表される水溶性ビタミンは、過剰になることはないですし、
摂りすぎは良くないとされる脂溶性ビタミンも、普段の食事内容ならば心配ありません。
食べ過ぎや、おやつのあげすぎなど基本的なことに注意して、気軽に取り入れてみてくださいね。

 

 

さて、この時期の悩みといえば、愛犬の夏バテ。
暑さで食欲が落ちてしまっているわんちゃんも少なくないと思います。
ビタミンは、そんな夏バテの解消にも力を発揮します。

ビタミンB群には、疲労回復や消化機能を回復して食欲を増進させる効果がありますし、
ビタミンCとEは、抗酸化作用でからだを疲れにくくしてくれます。

ぜひ、これらのビタミンを多く含む食材を加えてあげましょう。

 

 


食欲が落ちてしまいがちな暑い時期には、犬だってさっぱりおいしい冷麺で。
馬肉や夏野菜にはビタミンもたっぷり。夏のおすすめレシピです。

 

▼ 材料
馬肉赤身パラパラミンチカット
玄米ビーフン
ミニトマト/きゅうり/スイカ
ゆでたまご
だし汁
レモン(りんご酢でも可)
酵素のふりかけ

▼ 作り方
1.玄米ビーフンはお湯で戻しておく
2.栄養のめぐみをお湯にとかしてスープを作り、冷やしておく
3.ビーフンを器に入れ、2のスープを注ぎ、適当な大きさに切った具材をもりつける
4.レモンをしぼり、お好みで酵素のふりかけをかけて、できあがり。

一日の給与量について(体重/運動量比)
<体重5kgの場合>
馬肉 : 60~80g 玄米ビーフン: 10~20g  野菜類:30~40g たまご:5~10g
だし汁:適量 レモン(りんご酢):適量 酵素のふりかけ:適量

※給与量は運動量や体重の変化に応じて調節してください。

 

馬肉赤身パラパラミンチ

はじめての生肉として、おすすめの馬肉。良質なたんぱく源であると同時に ビタミンも豊富です。コストの面でもとっても優秀。ミンチ状なので、解凍 するだけで調理の手間もかからない便利なお肉です。ぜひお試しくださいね。

馬肉ホルモンミックスミンチカット

馬肉の赤身に、馬モツ・馬ハツの2種類のホルモンをミックスしました。内臓部 分には健康を維持していくための栄養がたっぷり。暑い夏には、ホルモンを食べ て元気なからだを維持しましょう。

無塩鶏レバーソーセージ

栄養満点のレバーですが、とくにビタミンB群を多く含んでいます。1本当たり レバーの割合が85%のこのソーセージなら、普段なかなか与えることが難しい レバーを手軽に与えることができます。大人気の一品です。

かぼちゃビッツ

パンやボーロなど、おやつのフレーバーとしても人気のかぼちゃは、ビタミン豊富 な野菜の代表選手でもあります。積極的に与えてあげましょう。乾燥野菜なら、ぬ るま湯で戻すだけですぐに使えて便利です。

乾燥野菜 キャベツ

甘みが強くて、犬たちが大好きなキャベツは、ビタミンUやビタミンKが胃腸の環境を整えてくれます。また、抗酸化作用があり、老化防止、滋養強壮や健忘症の予防に効果が期待されています。低カロリーな食材なので、普段から取り入れて欲しい野菜です。

玄米ビーフン

栄養豊富で健康に良いとされる玄米ですが、もちろんビタミンB群も豊富です。 スープ麺にしてあげれば、つるつると食べやすい、暑い夏向けのレシピが完成。 食べる分だけちぎってお湯で戻すだけのお手軽食材です。

無農薬りんご酢

りんご酢には、酸素を体内に巡りわたらせるサポート効果や、 腸内の浄化、疲労 回復、食欲増進など素晴らしい効能があります。また、食品の酸化や、夏場に気 になる雑菌の繁殖も防ぎます。ごはんにかけたり、飲み水に加えてあげましょう。

酵素のふりかけ

50種を超える自然の野菜やフルーツを発酵させてつくられふりかけです。からだ を正常な状態へ導きます。酵素とビタミンは相性抜群。ビタミン豊富な食材を摂る 時にも、ぜひ加えてあげたい一品です。毎日のごはんにサッとふりかけて。

サーモンオイル

栄養たっぷり、ビタミンたっぷりの鮭のオイルです。お魚そのものを与えられなく ても、このオイルをごはんにかけてあげればお手軽に栄養補給ができますよ。焼き 鮭のような香ばしくおいしい香りも、わんちゃんの食欲をそそります。