2019年06月20日

特集 :毎日のごはんでできる尿路結石予防のすすめ

 

年々、増加している犬猫の尿路結石。
たくさんの飼い主さんが結石に悩んでいるようです。

その中でも、犬猫にもっとも発症率が多いのが「ストルバイト結石」です。

尿は、正常な場合はやや酸性がベストな状態。

ストラバイト結石症の場合は、尿路感染により、アルカリ性に傾いてしまうことで起きる病気です。

では、酸性化すればいいのでは?
でも、それはどうやったらいいのでしょう?

すべてを処方食に頼らない、家庭でできるケアと、そのレシピをご紹介します。

 

●結石は、食事から作られる

ストルバイト結石は、主に膀胱(ぼうこう)や尿道が、細菌に感染してしまうことで発症します。

本来であれば、動物の尿はやや酸性に傾いていることで、マグネシウムや、リン、アンモニウムなどを、上手に溶かして消化しています。
(→リンやマグネシウムについて)

しかし、尿路感染症によって、尿がアルカリ性に傾くと、必要成分をうまく溶解できなくなることで結晶化し、結石に至ります。

つまり、日々食べている食事に含まれている本来必要である成分が、
泌尿器の不具合によって結石になってしまうのが尿結石症。

尿路感染症を防ぐためには、生活習慣と”日々の食事”と”日々のチェック” が最も大事になってきます。

 

●まずは敵を知ろう

尿路感染症は体内で起こる為、諸症状で病状を判断することが難しいとされています。

ですので、写真のような簡単に扱うことのできる「pHチェッカー」でペーハー値の変動をチェックし、また、おしっこが出にくくなったりしていないか、元気がなかったり、膀胱が膨らんでいないかなどをチェックします。

結石症は、一度症状がでてしまうと、完治しても慢性化することが多く、いつもあげているフードと、処方食を行ったり来たりという悪循環に陥ってしまいます。

ですが、尿路感染症が完治でき、「尿が正常な酸性になれば、結石はできなくなる」はずです。
とすれば、日々のケアの仕方と、尿を正常化させる食材を知ることこそが、再発を予防する最大の処方箋と考えられます。

 

●尿を正常化させる手段

・水分をたくさんとる
濃くなっている尿を薄め、おしっこをたくさんすることは尿道を浄化する役目があります。
やぎみるくパウダーや、酵素のふりかけなど自然の素材で味付けした水を飲ませると効果的です。

・空腹な時間を作る
満腹の状態のときは尿がアルカリに傾くことがわかっています。

ちょこちょことごはんやおやつを与えていると、常にアルカリの状態にあり、結晶化されやすい環境となります。
運動を適度にさせてごはんの前にはちゃんとお腹がすいているようにしましょう。

・ビタミンCを積極的にとる
抗酸化物質であるクランベリーやプルーンなどには、膀胱炎に効果のあるキナ酸が豊富に含まれています。
クランベリーパウダーや、やぎみるくパウダーなどを上手に使えば水分とビタミンCを同時に補給することができます。

 

・良質なたんぱく質をとる
主なたんぱく質としては、鶏肉、サバなどが尿を酸性化させる食品です。
馬肉の場合は、余計な肉の脂身は捨てるようにしましょう。

 

●ストルバイト結石の予防レシピ

ストルバイト結石の予防は「尿のpH(ペーハー)をできるだけ酸性に保つこと」です。

紹介するレシピのように、鶏肉や、サバなど、メチオニンが豊富なたんぱく質を全体の6割程度とし、4割はケーナインヘルスを熱湯で戻し、スープ状のごはんで水分がとれれば、自然と尿は酸性化されていきます。
(体重に対しての給与量は各商品ページ参照)

ケーナインヘルスの主成分には、オーガニック玄米やローズヒップ、にんにく、グリーンピースは尿を酸性化させるのに非常に効果的な食材が含まれています。

その他の食材を加えるとすれば、腸内環境を整えるヨーグルトや抗酸化作用をもったグリーンナッツオイルなどがおすすめです。

また、りんご酢は、膀胱の炎症を緩和する効果と殺菌効果が期待できます。
ただし、アルカリ性食品となりますので、与える量にご注意ください。

体重3kgの場合の1日の給与量
ケーナインヘルス:15~25g  クラッシュドチキン:30~45g
グリーンナッツオイルカプセル:1粒  水:適量  リンゴ酢:3~10滴程度

 

尿路感染症予防に、生食が適している理由は、合成保存料や、着色料、香料などが含まれていない完全な無添加食であること。
水分量の多い、良質なたんぱく質を与えることができること。
人間用の食材であるということなどがあげられます。

ただ、すべての動物の身体には、恒常性維持機能があります。
ここで紹介したレシピだけをあげるのではなく、ドライフードに水だけの日があっても良いので、バランス良くあげることが何よりも大切。

酸性化しすぎてしまうと、シュウ酸カルシウム結石になってしまう場合もありますので、どの食材が、愛犬にとって適当なのかを知識として抑え、そのときの状態や体調と向き合って様々なごはんをあげるようにしましょう。

 

参考文献:本村 伸子著「ペットの老後を健やかに」
:森 浩治著「犬の気持ちがよくわかる本」

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