先日肛門腺のお話で、
小型犬などのわんこは肛門腺(の分泌液)が溜まりやすい子も多いとお話しいたしました。
前回のブログはこちらから→お尻のお手入れ①
野生時代はマーキングや敵を追い払うの為に、
自力で分泌腺を排泄をする必要がありましたが…、
我々人と暮らし始める中で、分泌腺をまかなくても良くなったことで、
分泌腺を押し出す力が弱まってきたと言われています。
ではでは、肛門腺が分泌しきれず、溜まっていってしまうとどうなるのでしょうか?
肛門には肛門嚢という分泌液を溜めておく袋がありますが、
溜まった状態で放っておくと、
分泌液に細菌が繁殖して、炎症を起こしてしまいます。
肛門のまわりがただれてしまったり赤く腫れてしまい、
ひどくなると痛みを伴い、痛みからウンチを我慢したりしてしまうことだってあるのです。
本当にひどい場合は、
パンッパンになった肛門嚢が、限界を迎え破裂してしまい、
お尻の穴が増えて…、
もとい皮膚に穴が開いてしまうということも!
実際に肛門腺破裂を目撃したことがあるのですが、
それはそれはもう痛そうだし可哀想で、
シャレを言っている状態ではありませんでした。。
お尻を気にする仕草が見られたら、定期的に肛門腺絞りをする。
当たり前のことですが、そんな痛い思いをする子を増やさない為に、
普段から気にしてあげてくださいね♪
スタッフ:林