2018年12月08日

にくきゅうのおはなし①

ぷにぷにの肉球って、いいですよね。。

犬も猫も、あの超くせになりそうなぷにぷに感、ずっと触ってられそうな気がします…

さて、5つあるメインの肉球のちょっと離れたところにある、一つだけ孤立しているちっこい肉球、
あれって地面につかないし、何の役に立っているの?おまけなの?って思ったことはないでしょうか??

実はその肉球、おまけではなくちゃんと名前があって、
その名も【手根球(しゅこんきゅう)】といいます。

手根球は、一見地面につかないし、何の役にも立ってないじゃん!…と見せかけて、
実は前足の「手根骨」を何かにぶつけて折れてしまうことを防ぐ、クッション的な役割を果たしています!
(確かに重要ですけど、ちょっと地味ですね…^^;)

一説によると、普通に歩いている時は地面につかない為、
肉球に負荷がかからず、使わなくなり、
進化の過程で退化してしまった肉球の「痕跡器官」とも言われています…^^;

※痕跡器官(こんせききかん)とは…
退化によって本来の用をなさなくなった器官が、わずかに形だけがそれと分かるように残っているものをさす。

確かに、地面に着くメインの肉球たちは、相当な仕事をしていますから、
それに比べてしまうと、ちょっと地味な役割…と思われてしまいますけど、
手根球もおまけではなく、重要な肉球の一つとなりますので、
お手入れする際も、是非とも気にしてみてくださいね!

大きな肉球の役割については、また今度のお話で♪

スタッフ:林