2018年07月21日

草むらなどは要注意… [完]

さてさて、以前より「マダニ、とっても怖いぞ」シリーズのブログを記載しておりますが…(たった今名づけました)
[前回のブログはこちらから!]

前回、ダニ寄生で一番怖いことは、【いろいろな病気の病原体を媒介していること】とお話をしました。

しかし、マダニの脅威は犬だけではありません。
私たち人にも最悪死に至る病、そして…いのちの危険が潜んでいるのです!

一時期テレビなどでかなり取り沙汰されていた、マダニが媒介する病気があったかと思います。

その名も、【重症熱性血小板減少症候群、通称SFTS!!!!】

↑噛まずに言えましたでしょうか^^;?…なんだか早口言葉のような一文ですが…、
2013年頃、メディアでも多く取り上げられていたので、知っている方も多いはずです。

この病気は、「SFTSウイルスを持ったマダニに噛まれることで、人が感染する病気」です。
また、患者の血液から体液などにより、人→人への感染報告も認めれているそうです。

マダニに咬まれてから、潜伏期間はだいたい6日から2週間ほど。
2週間くらい経ってしまうと、マダニが原因とは思いづらいかもですね…

症状的には、原因不明の発熱や、
食欲低下、腹痛、下痢、嘔気、嘔吐などの消化器症状が多く、
その他に筋肉痛や意識障害などの神経症状、
リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状が認めれます。。

そして、なんと致死率が約7~30%!
2013年に、国内で初めて確認されて以来、毎年60名前後の患者が報告されています。
また治療は対症療法しかなく、有効な薬剤やワクチンはまだないそうなのです。

ということは、大切なのはダニに咬まれないよう、予防するということ。

犬のマダニ予防はもちろん大切ですが、私たち飼い主だって、
草むらなどマダニがいそうなところにお散歩に行く時は、
長ズボンを履いたり、サンダル等履いて肌を露出しないようにすることが
とっても重要なのです!!!!!!

個人的に、SFTSのことについてほわっとしか知らなかったので、
今回調べてみてこの病気やマダニの怖さを改めて実感しました。。
(サンダルで草むら入るのちょっと控えようと思います…)

身近なところに潜む様々な脅威から、
犬猫たちはもちろんのこと、私達自身もしっかり身を守り、
楽しい犬猫ライフを送りましょう!

スタッフ:林

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