2018年06月02日

虫よけもこまめにしていきましょう!

今年も、だんだん気温の高い日が続くようになりました…
そろそろお目にかかった方もいるのではないでしょうか、、

気温15℃以上で出現してくる、そう、「蚊」に!

また今年も、文字通り血を争った壮絶な戦いが始まろうとしています…。

そして、特に犬の飼い主さまが気になることはやはり、
【フィラリア】のことではないでしょうか?

☆犬フィラリア症とは…
別名・イヌ糸状虫症といって、イヌ糸状虫という寄生虫が、
蚊を介して犬や猫の心臓や血管に寄生して起こす病気のことです。

☆どうやって感染してしまうかというと…、

①すでにフィラリア症に感染している犬の血を、蚊が吸う。
②血と一緒にフィラリアの幼虫も吸ってしまう
③その蚊が、フィラリアに感染していない犬の血を吸う
④吸ったときにフィラリアの幼虫が入り込んでしまう ……感染!!

そして彼ら(フィラリアの幼虫)は、
何十日との時間をかけ、犬の体内で発育していき、
血管やら筋肉の中を大冒険したのち、立派な成虫へと成長を遂げるのです…

☆犬フィラリア症の主な症状は…、
・咳が出る、元気がない、食欲ない、呼吸が苦しそう、おなかが膨らんできた
体重減ってきた、血尿
など、始めのうちは目立ちにくくわかりづらいですが、だんだんと消耗していく病気です。

☆ですが、フィラリア症は予防で防げる病気です!
動物病院で処方される予防薬は、
「(蚊に刺されて感染したとして)、
心臓に寄生する前の、体内に移行している発育途中の子虫を駆除するため」のものです。

…決して「蚊に刺されない為のお薬」ではないのですね。

なので、忘れがちな月1回のお薬の日も、
「あ、やばい、そろそろ子虫が大きくなってしまうかも…!?」
と(ちょっと変わった)危機感を持てば、お薬の日も意識しやすいかもしれませんね^^

毎月欠かさずのお薬はもちろんのこと、
飲み終わりの時期(蚊がいなくなった1~2ヵ月)までのしっかりお薬をあげることがとっても大切です。

人も犬も、「完全に蚊に刺されない」というのは、バリアーを張れるわけでもないので難しいですが、
きちんとフィラリア予防をすること、
またそれと並行して、虫の嫌な香りで、なるたけ蚊を寄せ付けない様に、
お出掛けやお散歩の際、虫よけスプレーをこまめにしていきましょう!!

スタッフ:林